ことわざ・慣用句 その2(一覧表)
こんにちは。
今日は【ことわざ・慣用句 その2】について一覧表にまとめました。
今回は動物にかかわることわざと慣用句を中心にまとめました。
ことわざ | 意味 |
犬と猿 | 仲が悪い |
犬の遠吠え | 臆病(おくびょう)者が陰でいばったり虚勢を張ったりする |
犬も食わぬ | 誰も取り合わず相手にしない |
飼い犬に手を噛(か)まれる | 良くしてやった相手に裏切られる |
牛に引かれて善光寺参り | 他の人に誘われて偶然良い方へ導かれる |
牛の歩み | 進みが遅い |
馬が合う | 気が合う。意気投合する |
馬の骨 | どんな素性の人か分からない人のことをののしって言う言葉 |
馬の耳に念仏 | いくら言って聞かせても、何の効果もない |
生き馬の目を抜く | すばしっこく抜け目がない |
尻馬(しりうま)に乗る | 何も考えず他人の考えに追従する |
馬脚(ばきゃく)を露(あらわ)す | 正体や悪事が露見する |
瓢箪(ひょうたん)から駒(こま)が出る | 意外な所から意外なものが現れる。冗談で言ったことが思いがけなく真実になる |
狐(きつね)につままれる | 思いがけずわけが分からずぼんやりする |
猿も木から落ちる | 上手な人でも時には失敗することがある |
取らぬ狸(たぬき)の皮算用(かわざんよう) | まだ手に入れてないものを当てにして、使い道をあれこれ考える |
虎になる | 非常に酔っ払う |
虎の尾を踏む | 非常に危険なことをする |
虎の子 | 大切にして大事にしまってある金品 |
前門(ぜんもん)の虎(とら)後門(こうもん)の狼(おおかみ) | 一つの災いを逃れても、さらに別の災いに遭う。一難去ってまた一難 |
張り子(はりこ)の虎 | 虚勢を張りたがる人をあざけって言う言葉 |
猫にかつおぶし | 油断できない。あやまちが起きやすい |
猫に小判(こばん) | 貴重な物も、その価値のわからない人にとっては何の役にもたたない |
猫の手も借りたい | 非常に忙しく、人手が足りない |
猫の額(ひたい) | 場所がとても狭い |
猫も杓子(しゃくし)も | 誰もかれも。何もかも |
猫をかぶる | 本性を隠しておとなしそうに見せる |
借りてきた猫 | いつもと違ってとてもおとなしい |
窮鼠(きゅうそ)猫を嚙む | 追いつめられると弱者が強者に抵抗して反撃することがある |
鼠(ねずみ)に引かれそう | 家の中で一人きりで寂しい |
頭の黒い鼠(ねずみ) | 家の中のものを盗む人 |
立つ鳥あとを濁(にご)さず | 立ち去る者は後始末をしなければならない。引き際は潔(いさぎよ)くするべきである |
鵜(う)の目(め)鷹(たか)の目 | 一生懸命にものを探し出そうとする様子。また、その目つき |
雉(きじ)も鳴かずば撃たれまい | 余計なことを言わなければ禍(わざわい)を招かずに済む |
雀(すずめ)の涙 | ほんのわずか |
雀百まで踊り忘れず | 幼いころからの習慣は、年をとっても抜けきらない |
着たきり雀 | 今着ているもののほかに着るものがないこと |
鶴(つる)の一声(ひとこえ) | 権力者の一言ですぐに決まる。そのような一言 |
鳶(とんび)が鷹(たか)を生む | 平凡な親が優れた子を生む |
鳶に油揚(あぶらあげ)をさらわれる | 大事なものをいきなり横取りされる |
鳩(はと)に豆鉄砲(まめてっぽう) | 突然のことに驚いて目を丸くする |
虫がいい | 他を顧(かえり)みない身勝手な様子 |
虫が知らせる | なんとなくよくないことが起こりそうな予感がする |
虫の息 | 今にも絶えそうな弱弱しい息。今にも死にそうな様子 |
虫の居所(いどころ)が悪い | 機嫌が悪く、まんでもないことが気に障る |
虫も殺さぬ | 優しく温和な様子 |
一寸(いっすん)の虫にも五分(ごぶ)の魂 | 小さく弱い者にも意地がある |
蓼(たで)食う虫も好き好き | 人の好みはさまざまだ |
虻(あぶ)蜂(はち)取らず | あれこれ欲張って、結局どちらも手に入れられない |
蚊(か)の鳴くような声 | 蚊の羽音のようなかすかな弱い声 |
蚤(のみ)の夫婦 | 夫よりも妻の方が身体が大きい夫婦のこと |
泣きっ面(つら)に蜂(はち) | 不運が重なる |
蛙の目借りどき | 春の、眠くてたまらない時間 |
蛇(じゃ)の道はへび | 同類の者のすることは容易に推測できる |
蛇(へび)の生殺(なまごろ)し | 物事に決着をつけないまま、中途半端にしておく |
魚心(うおごころ)あれば水心(みずごころ) | こちらが親しくする態度を取れば、相手もそれに応えてくれるものだ |
水清ければ魚(うお)すまず | あまりに清廉潔白すぎるとかえって人に親しまれない |
逃(に)がした魚(さかな)は大きい | 手に入れ損ねたものは、実際にいいものに思える |
鰯(いわし)の頭(あたま)も信心(しんじん)から | 鰯の頭のようなつまらないものでも信仰するとありがたく思える |
えびで鯛(たい)を釣(つ)る | わずかな元手や労力で、多くの利益を得る |
まな板の鯉(こい) | 相手の思い通りになるより仕方ない境遇のこと |
柳(やなぎ)の下にいつもどじょうはおらぬ | 一度成功したからといって、同じ方法でうまくいくとは限らない |
亀(かめ)の甲(こう)より年(とし)の劫(こう) | 長年の経験は価値がある |
河童(かっぱ)の川流れ | 達人も時には失敗する |
いかがでしょうか。私は『魚心(うおごころ)あれば水心(みずごころ)』という言葉のように人と接していければいいなと思います。