【もっと研究に投資して欲しい】新型コロナ関連論文、日本からは120報中1つのみ【ぼやき】
こんにちは。
日本で初めての新型コロナウイルスの死亡者が出ており、
国内の状況はますます深刻になっています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200213-00000092-mai-soci
テレビに出ている専門家からは、『新型コロナウイルスはあまり深刻ではない』
という論調が繰り返されていますが、
安心、安全を叫ぶより
具体的なリスクの範囲は検討しておくべきだと私は思います。
少なくとも、今武漢で起こっていることは日本でも起こる可能性がある
と思って生活した方がよさそうです。
もちろんこの予想は外れたら外れた方が良いのですが。
前置きが長くなりました。
今回は、日本からの新型コロナウイルスの関連論文が1報のみである
と分かったので報告します。
まずは、
今日は私が行っている情報収集のツール【Pubmed】に関して紹介します。
Pubmedは論文を読んだことある人なら知っていると思いますが、
世界中の主要な論文を検索できる無料検索エンジンです。
※注意!論文を読むためにはお金がかかる場合があります。
Pubmedと検索するとHome-Pubmed-NCBIが出てくると思います。
Home-Pubmed-NCBIをクリックすると下記のような画面が出てきます。
例えば新型コロナウイルスについて調べた場合には
Searchの左の枠内に『novel coronavirus』と入力してSearchをクリックすると
Search resultsとして下記に論文が新しい順に出てきます。
今回はPubmed内の『novel coronavirus』関連論文を最新の調査しました。
調査した最新版120報中1報のみ、日本から報告がありました。
北海道大学からの報告でタイトルは
以下引用
The Rate of Underascertainment of Novel Coronavirus (2019-nCoV) Infection: Estimation Using Japanese Passengers Data on Evacuation Flights
引用終了
https://www.mdpi.com/2077-0383/9/2/419
他にアメリカなども非常に価値のある報告をしています。
日本では研究者の数と資金が不足しています。
日本人の研究者は真面目で優秀な人が多い印象ですが、
スピード感が海外に比べてなかったり、優秀な人が研究から離れてしまうという現象が起きています。
ポテンシャル的には日本は低くないので、
もう少し国による投資をしてほしいものです。
研究に対しての投資はある意味『種蒔き』みたいなものです。
種蒔きをしないと収穫はできません。
ノーベル賞は少し前の時代の種蒔きの成果です。
今、種蒔きをしないと将来日本の研究する力が衰えてしまうと思います。