【新型コロナ感染予防】高校で習う『蒸留』を利用した消毒用アルコールの作り方【火気注意】
こんにちは。
消毒用アルコール(エタノール濃度 70~83vol%の範囲内)が不足しています。
代用品として濃度90%以上のお酒『スピリタス』を薄めて使う方法も提案されています。
しかしながら、スピリタスの価格が上昇したり入手が難しくなっているのが現状です。
濃度の低いお酒を蒸留によって濃度を濃くする方法もあります
今日は【蒸留を利用した消毒用エタノール(飲料ではない)を作る方法】について紹介します。
注意喚起!!
今回ご紹介する方法は火気を用いますので十分に注意してください。
エタノールはアルコールの一種であり引火性の高い液体です。
燃料用アルコールとして知られるメタノールはエタノールとは別物で人体には毒です。
エタノールのみを蒸留してしまうと酒税法に違反する可能性があります。
今回ご紹介する方法は自己責任で試してください。
密造や酒税法については下記にまとめられています。
(皆さん、ご指摘や情報提供ありがとうございます。)
https://mbp-japan.com/hyogo/komorebipharmacy/column/5048531/
まずはじめに蒸留についてです。
蒸留とは
混合物から沸騰する温度(沸点)の違いを利用して分離する方法
です。
流れとしては
水の沸点:100℃
エタノールの沸点:78℃
の違いを利用して、
1.水+エタノール(+イソプロパノール等)の混合物を加熱→
2.エタノール(+イソプロパノール等)が先に蒸発する→
3.エタノール(+イソプロパノール等)を含んだ水蒸気を冷却する→
4.濃度の高いエタノール(+イソプロパノール等)が得られる。
という流れです。
※分かり易くするためPV=nRT等の細かい話は省略しています。
※酒税法に違反しないようにするため、先に少量のイソプロパノールを加えるなどが必要となります。飲料として使用できないようにすることが大切です。
ホワイトリカー(20~35度)から消毒用アルコールの手作り自作
詳しくは下記のホームページをご覧ください。
http://eeepc.dnki.co.jp/?eid=1106894
再度になりますが
注意喚起
今回ご紹介する方法は火気を用いますので十分に注意してください。
加熱部分をガスコンロではなく電気ポット等で代用するとより安全かと思います。